【ドリルを売るなら、穴を売れ】
この作品のタイトルを見て、アニメ「天元突破グレンラガン」を思い浮かべていた。
そんなアニメの話とは全く違うのだが、マーケティングを知る上ではとても勉強になる本であった。
本書でよく出てくる言葉として、「マーケティングはどこで起きているのか、現場で起きているのだ。」
この言葉もまた、「踊る大捜査線 the movie」の青島のセリフを思い起こされる。
結局のところ、利用者、ユーザーが何を求めているのかということを考えさせられた。
本書を読んだ目的
今後のマーケティング支援のやり方を考える際に利用できると考えたため。
結論
本書を読んできて自分自身の成功体験に近しかった。
私としては新卒2年目になって、配属になったマーケティング課での経験を思い起こした。
社長から、「サービスのポイント制度」と「ランクシステム」を考えてこいと言われた時を思い出した。
その当時は、なんで自分がこんなこと考えなきゃいけないんだと不安と不満に思っていたが、企画を考えるにつれて考えも深まっている、企画の構想も広がっていく感覚が面白くなっていった。
企画書を作成している際に、一番に優先にしていたことはどれだけ現場の同じように指示されている利用者に寄り添えるかということだった。
ポイントととして
- 発注者は指示されて発注さていること
- 毎回見積もり出して、予算を取るのはめんどくさいこと
そういった人向けに、サービスを考えて企画をしていった。
その考え方はよかったがアウトプットを出すのができない(今も苦手)なので、企画書はボロボロだった。
おそらく伝えたいことが伝わらないような企画書だったと思う。
何度か指摘を受けたあと、伝えたいことを口頭も含め伝えたことで評価されたことが喜ばしかった。
この本でもあるようにいかに、利用者、ユーザーの気持ちになってなにを求めているのかということが重要であり、そこの考えができないと企画をしても誰にもささらないのである、
そのことに改めて気付かされた本であった。