「サラバ」「ガルボ」
サラバ
つい先日読み終わった、西加奈子さんの小説
初めはオードリーの若林さんが読んで面白いと何かの番組で言っていたことがきっかけで購入。
小説を読み始めるとすぐに挫折して読み終わってもいないのに、別の本に手を出してしまって積み本だけが溜まっていくタイプだったが今回は読み切ることができた。
物語の序盤で主人公に共感したり、強く憧れを持ったわけではなかったが読み進めることができたのは、物語がどのように進んでいくのかが全く予想つかなかったからだろうと思う。
帯にあった「30代のクズを救えるのは日本で西さんだけ」というこれまたオードリー若林さんの帯の言葉にも惹かれた。30歳になって自分のクズさ加減を実感できた僕にとってはとても救いのある言葉だった。
そんな要素があって、僕はサラバを全て読むことができた。
小説の醍醐味は本のタイトルがいつ主人公の胸に刺さって、クライマックスを迎えるか、だと思っている。
タイトル買いをしてしまう僕にとっては重要なことだ。
そして、本を読んで何故か自分も本が書けるくらい文章を書く意欲になっている高揚感も味わえるのが本を読むことの素晴らしさでもあると思う。
今日は残業をしてお腹が空いて、疲れたので、何かの癒しを求めチョコのガルボを買いに行った。
久しぶりに自分でチョコを買って食べているのが恥ずかしかったので、横で残業をしていた女性にもシェアをしてみた。
一人でチョコを食べるのはなんだか恥ずかしい。
でも、一口目を食べたときの口の中が甘い匂いで一杯になる満足感は何にも変えがたいほど幸せな気持ちになる。
毎回そうだったらいいのだが、空腹な時にチョコを食べるとなるとなかなか思いつかないし、たまにだからいいのだなと感じた。